【名作】ゲーム好きな人におすすめな小説3選

何か面白い本が読みたいな

こんにちは、テル(@yotariko)です。

何か面白い小説はないかなと、探している人におすすめしたい本の紹介です。

ゲーマーな私がゲームが好きな人なら絶対にハマると確信を持って言える本を紹介していきます。

テル

私は小学生の頃から、年間100冊以上の本を読んでいます。
今回紹介する本は、そんな私がおすすめする、普通に面白い良作となっていますのでぜひ読んでみてくださいね。

目次

クリムゾンの迷宮

まず、最初に紹介するのはこれ。

クリムゾンの迷宮です。

テル

これはゲーム好きにおすすめなんてカテゴライズしなくても、面白い小説と検索すればよく出てくる小説であり、鉄板で面白い本です。

あらすじ

この世のものとは思えない異様な光景のなかで藤木は目覚めた。
視界一面を覆う、深紅色の奇岩の連なり。
ここがどこかも分からないし、時計は止まっていて時間も分からない。
傍らの携帯ゲーム機が、メッセージを映し出す。
「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された」
藤木を含めた参加者は知らずにゼロサムゲームに参加させらていたのです。

彼らの運命は・・・。

テル

ゲームブックって知ってますか?

ペンくん

ゲームブック?
なにそれ

テル

まだ携帯ゲーム機なんかがなかったころに、紙の本なのにゲームのように遊べる画期的な本がありました。
ゲームのように先の展開を自分で選ぶことができ、選んだ結果によってストーリーが変化するんです。

このクリムゾンの迷宮は、そんなゲームブックをモチーフとしており、自分の選択1つであっという間にバッドエンドとなってしまうようなスリリングな展開が楽しめます。

私は本好きで、職場の人に本を貸し出していたこともあったのですが、この本に関しては読んだ人すべてが「おもしろかった」と言ってくれた本でした。

何度読んでもワクワクする本です。今回紹介するなかで一番のおすすめなので、これだけでもぜひ読んでみて下さいね。

クラインの壺

次に紹介するのは、クラインの壺です。

これもゲーム好きの人にはたまらない小説です。

あらすじ

ゲームブックの原作募集に応募したことがきっかけでヴァーチャルリアリティ・システム「クライン2」の制作に関わることになった青年、上杉。アルバイト雑誌を見てやって来た少女、高石梨沙とともに、謎につつまれた研究所でゲーマーとなって仮想現実の世界へ入り込むことになった。ところが、二人がゲームだと信じていたそのシステムの実態は・・・。現実が歪み虚構が交錯する恐怖!

クラインの壺より
テル

パワーグローブっていうグローブをはめることで、ゲームの中で手の動きを再現させるようなものを見たことありませんか?

クラインの壺はこの全身バージョンのようなもので、全身をスポンジのようなデバイスでつつみ、全身VRといった感じで仮想ではありながら、現実と同じ体験ができる「クライン2」というシステムを開発していく物語です。

映画のトータルリコールやアバターといった感じですね。

こんな画期的なシステムを開発していくさまはワクワクしました。

そもそもこの「クラインの壺」とはメビウスの輪の立体バージョンみたいなやつのことです。

仮想世界と現実の境界線が分からなくなるくらい交錯していく物語。

一気に読めてしまう良作です。

ダークゾーン

最後に紹介するのは、ダークゾーンです。

こちらは上下巻に分かれた長編です。

あらすじ

プロ棋士を目指す塚田が目覚めると、周囲にはどこか見覚えのある顔をした異形の怪物たちが。

ここはダークゾーンと呼ばれる空間であり、七番勝負で先に四勝した方が勝者となる。

相手の青軍はすでに戦闘の準備を進めている。

塚田は赤軍の王将となり、訳も分からないまま戦いが始まるのであった。

テル

クリムゾンの迷宮とダークゾーンの作者は同じ貴志祐介さんです。
気がついたら別世界にいて、突然物語に巻き込まれていく導入部分はなんとなく似ていますね。

ジャイアント将棋というものはご存知ですか?

1998年ごろ、ラスタとんねるずという番組で行われていた、実際の人間が闘う将棋です。

格闘家やお笑い芸人などを将棋の駒に見立てて、実際に将棋を指します。
将棋の駒は重なると動かした側の勝ちとなりますが、ジャイアント将棋ではそこからリアルバトルに発展し、そのバトルに勝った方が勝利を収めるというものでした。

これとファミコンウォーズの索敵モードを掛け合わせたようなものが、ダークゾーンの世界なのです。

テル

この設定だけでもワクワクしませんか?

このダークゾーンの世界とリアルの世界が交差していく物語で、リアルのパートは少し読み進めるのがしんどいかなというところがありますが、ダークゾーンのパートが面白いのでとにかく一気に読み進めてしまえる本です。

まとめ

クリムゾンの迷宮は20年前、クラインの壺に至っては30年前に発売された本です。

この二作にはゲームブックの概念が出てくるぐらいなので時代を感じさせられますね。

それなのに全然時代を感じさせず今読んでも面白いのです。

騙されたと思ってクリムゾンの迷宮だけでも読んでみてください。

これだけ過去の作品なので、存在自体知らない方も多いのではないかと思います。

これから初見で読めるなんて羨ましいかぎりです。

素敵な本の世界を楽しんでくださいね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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この記事を書いた人

7歳と4歳の2児のパパ
書評記事を中心に、自分の体験を読んでくださる方にとってプレゼントとなるように記事を書いています。
子供たちの人生がよりよいものとなるように思いを込めて、子供たちに向けての記事も書いています。

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